<FNSドキュメンタリー大賞>息子が死んだ日〜検証 白魔の36時間<フジバラナ…
2月に福井県を襲った大雪で、大動脈の道路が麻痺。迂回運転をした青年の車が白魔に行く手を阻まれ、息を引き取った。なぜ青年は死ななければならなかったのか。
正式タイトル
<FNSドキュメンタリー大賞>息子が死んだ日〜検証 白魔の36時間<フジバラナイト FRI>
番組内容
今年2月に福井県を襲った大雪。北陸自動車道は通行止めとなり、国道8号線でも車両1500台の立ち往生が発生。交通の大動脈が完全に麻痺しました。この2本の大動脈が封鎖した時間、ある19歳の青年が滋賀から富山に向かうため、山中を走る国道364号線に迂回運転を試みましたが、青年の車は「白魔」に行く手を阻まれ、翌日ひっそりと車の中で息を引き取りました。なぜ国道8号線で1500台もの立ち往生が発生したのか。
番組内容2
なぜ青年は死ななければならなかったのか。私たちは、行政や警察、道路管理者、青年の遺族への取材をスタートしました。遺族は当初取材拒否でしたが、交渉の末インタビューを受けていただきました。青年は2人姉弟の長男。母親に心配かけないように自分のことは最大限自分でする子供だったようです。高校を卒業して地元の石材店に就職。生真面目な性格でひたすら石を彫る姿は職場でも評価されていました。
番組内容3
そんな青年がなぜひっそりと命を落とさなければならなかったのか。そもそもの混乱の発端となる北陸自動車道の通行止めから青年の死までの36時間に焦点をしぼり検証しました。そこには、リスクを回避しようとして空回りした行政の姿と多情報時代の盲点が見えてきました。
出演者
【ナレーション】山根基世
スタッフ
【ディレクター】小川一樹 【カメラ・編集】斎藤佳典 【構成】岩井田洋光 【プロデューサー】吉田尚広、横山康浩