日本のチカラ【字】
熊本県水俣市の山里にある工房…自然とともに暮らし、紙漉きや布作りをしている夫婦の物語。捨てられるたまねぎの皮も紙に…昔の知恵を大切にし、幸せに暮らす意味とは…
◇番組内容
水俣市にある紙漉きの工房…代表の男性が34年前に始めました。梶など伝統的な素材のほか、芭蕉、たまねぎの皮、はき古したジーンズなども紙にしてきました。捨てられるもので作った紙はどれも風合いがよく魅力にあふれています。2002年には熊本の特産、イグサを使った紙づくりにも成功。かつては自然と共存し、ものを大切にしリサイクル社会だった日本。暮らしの中から生まれる工芸は日本の大切な文化だと思っています。
◇番組内容2
妻は夫の紙を横糸に、自ら育てた綿で作った糸を縦糸に「紙布」を織ります。それらの糸は、マリーゴールド、桜、藍など、自宅の畑の木や草で優しい色に染められていきます。男性は大学卒業後、胎児性水俣病患者と全国から集まった若者がともに学ぶフリースクールを手伝うため、水俣にやってきました。若者たちは自ら畑を耕し牛を飼いながら、自然と共生する暮らしを摸索…そして二人のものづくりは、水俣でスタートしたのです。
◇番組概要
全国各地の「魅力あふれる産業」を通して、地域の歴史や文化・人々の英知や営みを学び、日本の技術力・地方創生への道・温かいコミュニティー、生きるヒントを描き出す、教育ドキュメンタリー番組。
◇ナレーション
清原憲一(フリーアナウンサー)
◇音楽
相知明日香「HOME」
◇制作
企画:民間放送教育協会制作著作:熊本放送協力:文部科学省/中小企業基盤整備機構
◇おしらせ
☆番組HP http://www.minkyo.or.jp/この番組は、テレビ朝日が選んだ『青少年に見てもらいたい番組』です。