こころの時代〜宗教・人生〜「“在る”をめぐって」【字】
作家、辺見庸。1944年生まれ。「自動起床装置」で芥川賞。著書に、ノンフィクション「もの食う人びと」、詩集「眼の海」等。2018年11月、小説「月」を刊行。
番組内容
辺見庸の最新作『月』は2016年7月に起きた相模原障害者施設殺傷事件をきっかけに書かれた。ノンフィクションではなく、小説でなければ、あの事件を書くことはできなかったと言う。『月』では、目も見えず言葉も発せず動けない登場人物が、「在る」とはどういうことかを、繰り返し問う。「在る」に価値や意味を強制する社会とはなにか。問い、考え続けることが事件への正当な反論になるのだと語る辺見の言葉に耳を傾ける。
出演者
【出演】作家…辺見庸,【朗読】ミッツ・マングローブ