テレビをにぎわせたキーワードTOP20

2016年1月1日から12月31日までの首都圏8局(NHK総合、NHK教育、日本レビ、テレビ朝日、TBS、 テレビ東京、フジテレビ、MXテレビ)の番組内のキーワードの露出数を人工知能にて大まかにカウントしました。 テレビがどんなワードを番組内で放送したかをチェックしてみましょう。

<2016年1月-12月>
■キーワード露出傾向

小池百合子東京都知事が2016年番組内露出数トップという結果でした。前任者の舛添氏も春頃大いにテレビをにぎわせましたが、今や影も形もありません。小池都知事がカウントを伸ばした要因は、豊洲新市場や東京オリンピック会場問題、さらには都議会との確執、小池新党立ち上げ予想など、日々新鮮な話題を提供したことでしょう。「都民ファースト」「小池劇場」など新しいワードも生まれました。
さらに2016年は海外のワードの露出が目立ちました。特にアメリカ大統領選の経過は繰り返し取り上げられました。国内は安部政権が長期安定の状態で、大きな混乱もなかったので、海外ニュースに目が行く傾向だったのでしょうか。大きな混乱といえば、お隣・韓国のパク大統領のスキャンダルはまだ収まりそうもありません。 また、2016年はオリンピックの開催年で、日本は史上最多のメダルを獲得し、連日アスリート達の活躍が報道されました。 定量データソースであるテレビの特性上、海外の話題が多いということは国内関連ニュースの露出が相対的に下がることになります。裏を返せば2016年の日本は大きな政争もなく比較的安定した年だったといえます。

■キーワード露出コスト換算

各キーワードの露出を大まかにCM換算してみました。関東地区の6時から24時までの全日の民放の平均視聴率は日本テレビの8%強からテレビ東京3%まででNHK総合を含めても5%と想定します。1回のキーワードの露出時間をテレビスポットと同程度の15秒とすると、例えば1位の小池知事の総視聴率(GRP)は5%×23,000回で115,000%になります。これはCMクライアントが1年に出稿できるテレビスポットの広告額をはるかに超えている莫大な金額です。次点の日本ハムについても、総視聴率(GRP)は5%×4,964回×5万円でGRP24,820%、CM換算額、12億4000万円にもなります。プロ野球チームの日本ハムの優勝により、私企業の広告対象である「日本ハム」は12億円以上の宣伝効果を得たことになります。

以下がTOP20+次点のスポット価値換算値です。

※全テレビ局、全日視聴率平均を5% 関東地区スポットCMのパーコスト5万円と想定。

 

 

 

   

 

 

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